人との付き合い
先日、小学校からの幼馴染みの子と
食事へ出かけた。
今でもこうして年に数回会うが、
小学校からの友人は未だに何人もいる。
以前にも話したが、
物との付き合いは短いが
人との付き合いは長いほうだ。
こうやって人生の大半を共に過ごしてきた
仲間がたくさんいることは本当にありがたい。
良くも悪くも、
いろんなことを頼られることがある。
お金の面でだってそう。
もちろん誰にでも貸すわけではない。
裏切られてもいいと思える人間にしか
貸さない。
そんな人は数多くない。
先日も、昔の彼女に
お金を貸して欲しいと頼まれた。
正直、特別稼いでるわけでもないし
会社の景気も左右されることも多く
経営も順風満帆ではない。
その彼女は昔からお金の使い方に難があった。
食費をギリギリまで削って、
欲しいものを買いたいという人間だ。
これは別れた後の話しだが、
1回の食費が5百円でも高いと言い出した時は
やばいと思った。
食をまともに摂らなくなれば、
体力もなくなる。
そして仕事がしっかりできなくなり、
入ってくるお金と
出ていくお金が比例しなくなる。
そこまではまだいいが、仕事が無くなり
消費者金融からの借入も出来なくなる。
比例しないどころか、
10:0になったら終わりだ。
今は彼氏と一緒に住んでいると聞いているが、
彼も彼で体調を崩し
まともに仕事ができずにいるという。
人にはいろいろ事情があるにせよ、
彼は何をやってるんだ、という思いもある。
そんななか、元彼に相談するのも
おかしな話だと思ったが、
僕と彼女との別れには
少し引っかかるものがあった。
当時彼女の仕事は超ハードワークで
数日家に帰れないどころか、
ピーク時は丸一日寝れないという日が
3日続いた。
彼女は倒れた。
僕らは遠距離だったこともあり、
そばにいることも出来ず、彼女も仕事の復帰を
最優先にしたいということでそのまま疎遠にな
り別れることになった。
今でも少しそれが心残りだった。
当時の自分の無力さが。
そんな彼女は、金銭的にも厳しい状況でも
彼女からお金を貸して欲しいと言ってきたこと
はこれまで一度もなかった。
やりたい事があると親元を離れ、上京し、
その仕事も身体がついていかず
やめることとなったしまい、
現状は親を誤魔化しながら
生活をしているため頼れない彼女。
これを当時の罪滅ぼしとしよう。
金銭面だけでなく、
きちんと親にも話すことを説得して
彼女を変えなければ。
そんな生き方は損をしていると
言われることもあるが、仕方ない。
これが俺の生き方なんだから。