東日本大震災から9年
2020年3月11日
東日本大震災から
9年が経過した。
当時の小学5年生は20歳になっている。
それほど時は経過した。
復興への道のりはまだまだ長いが、
着実に進んでいると思う。
当時、僕は高校生だった。
体育館の天井や窓ガラスが落下し、
工事中だった学校の周りのトラックは
横転する勢いで揺れていた。
楽観的だった僕らは、
早く帰れるから遊ぼう!
なんて言いながら下校する。
帰り道は地割れが起きていたり、
帰りの電車やバスは時間通りに走らない。
やっと帰宅したと思えば、
家にもヒビがあったり、自分の部屋も
めちゃくちゃになっていた。
テレビを見て東北の現状を知った。
当時は過去の地震なんかも取り上げられ、
今回の地震はどれほどのものなのかと
比較されていた。
歴史的な大震災は何かと問われれば、
世界的な地震で有れば
少なくないと思う。
1755年。
マグニチュード9.0
リスボンを中心とした西ヨーロッパに
甚大な被害をもたらした。
死者は計60,000人にのぼるとされている。
国家が直後の対応と復興に責任を持った
最初の近代的災害とも言われ
これを機にヨーロッパに広く影響を与え
新しい科学技術の数々が誕生したとされる。
ポルトガルは失われた250年とも言われるほど
現在にかけてまで、復興を続けてきた。
現在ではこのように美しい街並みが。
諦めなければかならず復興する。
1日でも早く、
1人でも多くの人に笑顔が戻ることを、
復興が実感できる日が来ることを
心から願う。